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NPO法人 ペット防災サポート協会

災害時にも役に立つ!ペットと一緒に車中泊&キャンプ!

   

災害時にも役に立つ!ペットと一緒に車中泊&キャンプ!
こんにちは。NPO法人 ペット防災サポート協会の三浦律子です。

熊本地震から5年、それからまだまだ新型コロナウィルス感染症の事もあり、災害時に避難することが困難な状況を踏まえ、「自助」としていくつか分散して避難できる候補を考えておくことをお伝えしたいと思います。

ペットを連れて避難をするには?

避難所においてペット同行避難は出来ても室内に入れない可能性もあるので、事前に同伴や同室避難できるか調べておく、困らない為にいくつか避難先候補を考えておく必要があります。
知人宅、親戚宅なども候補として考えてみましょう。
今回はその候補の1つとして避難所敷地内の車中泊避難についてお話したいと思います。

自宅敷地内も候補としてできる方は考えておきましょう。
お家が崩れて住めない環境になった場合や、二次災害が起きる可能性がある場合はいち早く避難をしないと命は守れません。躊躇せず、逃げる準備はしておきましょう。

事前準備として、わんちゃんのクレートトレーニングなどは自宅で少しずつ行い、慣れてきたら車でキャンプなど出かける時にチャレンジすると、『楽しいことをする前に入る場所』なんだと覚えてもらうきっかけになるかと思います。安全面を考えても、車で出かける際にはクレートに入れてあげましょう。

ペットと車中泊・キャンプをするのに必要な物は?

では、実際にペットと一緒に車中泊やキャンプをする時に必要な準備物などをご紹介します。
こうした物は、常日頃から用意しておくことで、災害時にも「非常持ち出し品」として活躍します。

●車中泊の持ち出し品リスト(犬・猫など)
・フード、おやつ
※(いつものご飯を食べなくなる可能性も考えて工夫も考えておきましょう)
・水多め(軟水だと人と共有できる)
・器(慣れたものや折りたためるものが便利)
・ケージ(折りたためると移動も便利)
・首輪(鑑札などつけておく)
・迷子札(マイクロチップは首輪や迷子札がなくなった場合有効)
・ペットの情報が分かるもの(うちの子手帳のような病歴がわかるもの、ワクチンの証明)
・リード(光るもの、係留も考えて少し長めや、どこにでも繋げる事ができるもの)
・ハーネス(飼い主不在の時に首の安全のため)
・排泄物処理等(防臭袋、消臭剤、ペットシーツ猫トイレ、猫砂)
・レジャーシート(トイレの汚れ防止)
・除菌できるウエットシートや消臭スプレー
・車のシートカバー
・ペット用ボディシート
・おもちゃ(一人で待たす時に知育玩具など)
・ブランケット、保冷マット(季節によって)

●テント泊を兼ねる場合(上記のものに追加して)
・ドッグペグ(外で繋げる)
・ドッグコット(暑さ、寒さ対策できる)
・タープ(日陰を作ってあげる)
・リード(他の人に迷惑にならない長さで長め)
・虫よけ(ペット用)
・服(外だと砂ぼこり等で体がすぐ汚れる、抜け毛予防)

実際に使用した道具について

私自身も、先日、こうした道具を準備して、犬とキャンプしてみました。
ドッグペグは、スノーピークの『ドッグアンカー』を使用したのですが、固い土のところに指したからか、抜けることもなく、絡まることもなく使いやすいと思いました。
キャンプをしていて飼い主の移動に伴って何処にでも簡単に設置出来て良かったです!
リードの持ち手がはずれて何処にでも繋げるものもありますが、犬が引っ張るので、重いものや動かないものを見つけて繋ぐより、こうした地面のどこにでも刺せるようなドッグペグの方が便利です。
テントのペグに比べてドッグペグは長く、抜けにくくなっています。
テントのペグに繋いだりもしましたが、テントペグの場合は、大きな犬だと外れて大変だろうな思いました。

ドッグアンカー

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ドッグコットですが、こちらもスノーピークの商品を使用しました。小型犬、中型犬用のコットで、座面は取り外して洗えるようになっています。
あの少しすり鉢状の角度が計算されているのか?と思うくらい、乗せた瞬間にうちの犬は伏せをして寛いでいました。
※写真のように、すぐにあごを乗せてました。
普段と違う環境になると、ペットもストレスを感じますので、こうしたリラックスできる場所を作ってあげると良いと思います。
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ドッグコット

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ケージは、サンワード株式会社のアコーディオンケージを使いました。持ち運びが軽くて楽でした。
頑丈さもあり、また、上と前、横も片面にファスナーが付いているので、車中で荷物がいっぱいであっても飼い主がペットを出し入れし易くなっています。
もう一つ使って良かった点はケージを座席に置く場合、ヘッドレストに付属の肩掛けベルトを斜めにかけてケージを固定できました。
キャンプ前からリビングに出して使っていましたが、いつも寝ている犬のベッドを中に入れていると昼間でもよく入っていました。
ワンちゃんは、急にケージに入れようとしても、警戒してなかなか入ってくれません。
日ごろのクレートトレーニングの一環として、ケージをいつもリビングに出しておき、お気に入りの毛布やベッドと組み合わせるなど工夫して、『安心できる場所』だと覚えさせておくようにしましょう。
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アコーディオンケージ

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ざっくりと書かせて頂きましたが、他の人を怖がるペットがトラブルを防ぐ目的で「触らないでください」などの目印(ステッカー)などを作っておくのもいいかも知れません。
飼い主さんが知らない間に子どもや他の人が触りに来てケガをさせるトラブルの可能性もあります。ペットを守る意味でもとても有効だと思います。

食事なども器に入れたままはせず、食べたら片づけるように食中毒なども考えて清潔にしておきましょう。

ワクチンやノミダニ、フィラリア駆除は普段から行っておくことで災害時に慌てずにすみます。車中泊においても必須です。

車やテント、ケージにも普段から慣れさせておいてあげましょう。

性格的になんでも怖がるわんちゃんや猫ちゃんはストレスがかかり過ぎると体調を崩してしまいます。
災害時に獣医さんにすぐに診てもらえない事も考えられますので、普段からキャンプにも是非連れて行って楽しみながら飼い主さんもペットも慣れておきましょう。
いつもは大人しいペットが目をキラキラさせて生き生きと喜ぶ姿が見られるかもしれません。

何事にも最初はハードルが高い気持ちがありますが、少しずつはじめて行きましょう。



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