こんにちは。NPO法人ペット防災サポート協会の佐野です。

1月も早いものでもう折り返しを過ぎました。
来月の2月には節分があるので、おうちで「豆まき」をするという方も多いのではないでしょうか？豆まきでは大豆を撒きますが、この大豆はわんちゃんも食べていいものかどうかみなさんはご存知ですか？
今回はわんちゃんが食べていいもの、悪いものについてお話させて頂きます。

さて、先ほどの大豆ですが、大豆は植物性のたんぱく質が豊富なのでわんちゃんに与えてもいい食べ物です。
しかし、大豆は消化がしにくいので柔らかく煮て、細かくしたり、潰すなどしてあげる必要があります。また、与えすぎにも注意して下さい。

そして、私たちの主食の「お米」ですが、お米（白米）はお腹に優しい食材ですので与えてもいい食べ物です。
本来はおかゆのように柔らかくして与えるとよりお腹に優しいのですが、災害時に避難所などで、わんちゃんの食料がなくお米やおにぎりなどしかない場合もあるかもしれません。
非常時に お米も食べられるように、普段から食べられるようにしておきましょう。

そして、お米と同じようによく食べているという方も多いかもしれない「パン」も避難所でよく配られる食べ物の一つです。
こちらはカロリーや塩分が多いので、普段から与えることはおすすめしません。（与えるとしてもたまに一口のおすそわけ程度）
しかし、過去の災害で犬の食料がなく、避難所で配られたパンを分けて与えていたという方もいらっしゃったので、パンも食べられるように練習しておくといいでしょう。

味付けされていない食べ物についてはわんちゃんが食べられるものもあるのですが、人間が食べるものは味付けされていることがほとんどなので、基本的にはわんちゃんには向いていません。


災害時は私たち人間もですが、特にわんちゃんなどのペット用の食べ物がないということも考えられます。
また、アレルギーがある場合は、より食べ物に困る可能性が高いです。
ですので、私たちがいつもお伝えしているのが「備えの大切さ」です。
自分のペットを守れるのは飼い主さんです。日頃から防災についての意識を高めて頂き、しっかりと備えておくことで自分のペットを守ることに繋がります。
まずは災害時に必要な食べ物がしっかり備えてあるかどうかチェックをしてみませんか？