2018年7月西日本豪雨災害についてのお話

こんにちは。NPO法人 ペット防災サポート協会の三浦律子です。
今、また豪雨被害も大変心配になっております。
早めに行動をとって頂きますようお願い致します。
今回は2018年7月に起きました西日本豪雨災害についてお話しさせて頂きます。
西日本豪雨後のセミナー、支援
東広島市のボランティア団体さんから同年8月にペット防災のセミナーの依頼を受けておりました。
これは災害が起こる前からご依頼いただいており、避難所運営のシミュレーションをする内容でした。
そして、実際に災害が起きたからこそ、今やって欲しいということで、道路も通れるようになった段階で大阪から広島へお伺いすることになりました。
高速道路では、岡山県の手前から道路に土砂が入ってきていた跡があり、砂ぼこりの中を走る時もありました。
車には沢山のご厚意で集まった支援物資を積んでいきました。子どもさんが被災地へむけたお手紙も物資に貼り付けました。
無事にセミナーを終えた後、避難所にボランティアさんと一緒に物資を届けさせて頂けることになりました。
こちらから持って行ったのは、ワンちゃんの食事、ペットシーツ、おやつ、ひんやりマット、猫ちゃんのご飯、リード、首輪、おもちゃ、除菌シート、ペットのお水等々でした。
呉市の土砂災害のあった地域に向かう道中では、あぜんとして息を飲んだ事が何度もありました。
今までなら、山に囲まれて空気の美味しい穏やかな素敵な町だったのでしょう。
しかしそこには見たこともない大木が横たわり、水は引いていても、土ぼこりに町は囲まれていました。
避難所にあたる学校に入ると他府県ナンバーの車が沢山とまっていました。
何時間かけて車を走らせてきたのだろう?と思うナンバーもありました。
幸いペットの物資は前日にも4トントラックで運ばれてきているということでしたが、置かせて頂きました。
ペットと避難所に暮らしておらず在宅避難をされていても、物資は取りに来ることが出来ます。
この避難所には、1階は使えなくても、2階は使用可能なため、在宅避難をしている方が物資を必要とされていました。
届けた後で地元ボランティアさんからお伺いしたのですが、ペットシーツが人にも役立った!という事でした。
ペットシーツの用途として、人のトイレにも、土砂を掃除するときも、飼い主様以外にも需要があったのは嬉しかったです。
大型犬用に持って行ったおもちゃのボールは、遊ぶものがなくなった小学生たちのおもちゃになったことも聞きました。
子どもたちの笑顔を見ることが出来、大人たちも涙になったり、笑顔になったり。
それを聞いて私は、人とペットの共生と共存の素晴らしさをもっと伝えて行こうと感じました。
災害が起きる前に準備してほしい物
災害が起きる前から事前準備をしておいていただきたいのですが、災害が起きた直後と、日にちが経ってからでは必要なものが変わってくる事もあります。
発災直後は、フード・水・トイレシーツ・ウンチ袋・ゲージ(クレート)・首輪・リード・季節に合わせた防寒やひんやりマットなど。
発災から2週間ほど経ってからは、上記にプラスして、常備薬の追加・おやつなどの嗜好品(環境の変化から食欲がなくなる)・ボディタオル
犬以外のペットの場合ですと、フード(キャットフードも含め)は物資にない場合や少ない事があるため、多めに用意しておくと安心です。
ワンちゃんの場合は、リードや首輪が切れそうになったりしていないかチェックし、予備も置いておく事も必要です。
今一度、人とペットの防災用品を見直してみませんか?
災害時に人もペットも両方が助かるローリングストックなどを何カ所かに配置しておくといいですね。
そしてやっぱり、アウトドアって防災にも役立つはずです。
次のキャンプでは避難生活を想定したキャンプなんてどうでしょうか?そしてご家族や仲間で防災トークをしてみてください。
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