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NPO法人 ペット防災サポート協会

わんちゃんの社会化について

   

わんちゃんの社会化について
みなさんこんにちは。NPO法人 ペット防災サポート協会の佐野です。
今回は、災害時に重要となる「わんちゃんの社会化」についてお話ししようと思います。

社会化できていないことによって起きる問題

犬の社会化期は個体差はありますが、生後3週~16週くらいと言われています。
この時期に飼い主以外の人、他の犬、さまざまな刺激(車や生活音、匂いなど)に慣れることが非常に大切です。
社会化期を過ぎての社会化トレーニングももちろんできるのですが、できるだけ早く始めた方が適応するスピードも早い傾向にあります。

この社会化ができていないとどうなるのか?
飼い主以外の人や犬を異常に怖がったり、警戒したり、ひどい場合は吠えたり噛み付いてしまうこともあります。
また、環境の変化にも敏感になってしまい、精神的不安定や体調を崩してしまう可能性もあります。

災害時に避難所に行った時、わんちゃんが怖がったり、吠えたりしていると、飼い主さんも心配したり困ってしまうと思うのですが、一番大変なのはわんちゃん自身です。
わんちゃん自身の負担をできるだけ減らしてあげるという点においても社会化期のトレーニングは非常に重要です。

実際のトレーニングの内容について

さて、実際のトレーニングはどのようなことをすればいいのでしょうか?

先ほども少しお話しましたが、外に出て飼い主以外の人や犬、さまざまな環境に慣れさせてあげることからはじめるのが良いでしょう。
しかし、生後3週~16週はわんちゃんの免疫がまだしっかりと出来ていない為、ワクチンを接種する時期でもあります。
ワクチン接種が終わるまでは散歩に行ったり、他の犬との接触は控えなければいけません。

「じゃあ社会化トレーニングができないのでは?」
こう思う方もいらっしゃるかと思いますが、外に出ると言っても散歩のように歩かなくても、抱っこやスリングなどに入れたり、大型犬であればカートに乗せて外に出ることで十分な社会化トレーニングになります。

この時期にさまざまな人、犬(直接の接触はしない)と会うこと、さまざまな場所に行くことで環境の変化や音、匂いなどの刺激に慣れることができます。

トレーニングする為に必要なこと

わんちゃんの社会化について

この社会化期は生後3週~16週と最初にお伝えしましたが、これを過ぎるとしなくてもいいというわけではありません。
この時期を過ぎでもさまざまな経験をすることは大切です。

新しいことに慣れていくことはわんちゃんの喜びや自信にも繋がっていきますので、続けて頂きたいと思います。
そして、トレーニングに必要なことは飼い主さんのわんちゃんへの接し方です。
ただ、外に出るだけでもある程度慣れることはできますが、わんちゃんに対して優しく声をかけたり、褒めたりしてあげて下さい。
飼い主さんが安心感を与えてあげることでわんちゃんにとって「頼れる存在」となります。

今後の生活に大きく関わってくる非常に大切な時期ですので、飼い主さんもわんちゃんも楽しく経験を積んでいくことで、いい関係性を築いていって欲しいと思います。




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