皆さんこんにちは。NPO法人　ペット防災サポート協会です。
12月に入り、これから寒さが本格的に厳しくなってくる季節です。わんちゃんを飼っている飼い主さんは普段から散歩に行っていると思いますが、今回は冬のお散歩の注意点についてお話をしたいと思います。


皆さんの愛犬は寒さには強いですか？弱いですか？
寒さに強いか弱いかは犬種や個体差によっても違いがあります。
一般的に寒さに強い犬種としては被毛の構造が「ダブルコート」と言われる、柴犬、コーギー、ハスキーなどが当てはまります。
一方で寒さに弱い犬種が「シングルコート」と言う被毛の構造の犬種で、トイプードル、ヨークシャテリア、シーズーなどが当てはまります。
チワワはダブルコートの子も、シングルコートの子も両方いますが、元々メキシコ原産であることとや、身体が小さく地面に近い為、暑さや寒さの影響を受けやすい犬種ですから、防寒対策をしてあげてください。
このように冬に弱いシングルコートのわんちゃんについては特に防寒対策をしっかりとして散歩をさせてあげるようにしましょう。


防寒対策としては、わんちゃんに洋服やジャケットなどを着せてあげるといいでしょう。また、雪が降っている時は、靴やブーツなどを履かせてあげるのもいいでしょう。
特に靴やブーツについては普段から慣らしておかないとすぐには履いてくれませんので、履けるように練習しておきましょう。靴やブーツが履けるようになっていると災害が起こった時も安全に避難をすることができます。

そして、冬は室内と屋外の温度差がありますので、身体への負担を軽減するために、散歩の前は廊下や玄関などの少し気温が低い場所で寒さに慣れてから散歩に行くようにしましょう。また、外に出た時にいきなり走ったりしてしまうことも身体の負担になる可能性があります。わんちゃんの様子を見ながら少しずつ歩くスピードを調整してあげて下さい。

このように冬のお散歩の注意点については、私たち人間と同じところが多いなと思った方もいたのではないでしょうか？また、飼育環境の変化もあり、昔は外で飼われるわんちゃんが多かったのですが、最近は室内で飼われるわんちゃんがほとんどになってきたので体温調節が苦手なわんちゃんが増えています。
大切な愛犬の身体を守ってあげられるのは飼い主さんですので、日頃からしっかりとサポートをして頂きたいなと思います。